youtubeにてご質問を頂いた「ベトナム」に関する投資についてまとめましたので宜しければどうぞ。
もくじ
ベトナムはこんな国
人口は日本より少し少ない「約1億人」の国です。経済成長率はかなり高いレベルで推移しており「7%」ほどとなっております。
私の好きなインドが「6~8%」ですので結構高いですよね。ここ10年くらいの推移を見ても5%ほどで推移していますので「%」だけみても高水準と言う事が出来るのではないでしょうか。
ちなみに日本は1%未満です。(悲)
こちらはベトナムの日経平均株価です。コロナの直後からものすごい伸び方をしています。過去最高ですね。世界中にお金が余っている証拠でしょうか。
人口ボーナスから投資対象になるか確認
ここで「人口ボーナス」について紹介したいと思います。人口ボーナスを見ることで、その国が「超成長過程に入った」のか「超成長過程中」なのか「成長が緩やかに」なっているのか、などの傾向を知ることができます。
つまり、超成長する頃にお金をその国においておけば、投資という観点では合理的なのではないでしょうか。では「人口ボーナス期で見る有望市場は」という記事から「人口ボーナス」について引用させて頂きます。
- 経済の高成長を支える要件の一つとなるのが人口ボ ーナス期。人口ボーナス期とは、総人口に占める生 産年齢(15 歳以上 65 歳未満)人口比率の上昇が続く、 もしくは絶対的に多い時期、若年人口(15 歳未満) と老齢人口(65 歳以上)の総数いわゆる従属人口比 率の低下が続く、もしくは絶対的に少ない時期を指 す。
生産に携わる人口が増加することで経済の労働 供給力を高めることが成長につながる。また、高齢者 の比率が低いこの期間は社会保障費なども抑制しやす い。消費面では働く世代の拡大により住宅費や消費支 出全般の増加が見込まれる。
同記事に、ベトナムの人口ボーナスがどの時期にあるのか記載があります。この記事によると、「人口ボーナス」が最も活発化する時期は「2016年」に終了しており、現在は「労働人口が従属人口(非労働人口)の2倍以上」で、これが2041年まで続くとのこと。
もっとも活発化する時期が終了している為か、ベトナムの人口増加率は落ち着き始めています。現在は「1%」ほどの増加で推移していることが伺えます。
もっとも活発化する時期が終了している分、投資のうまみは少し減っている印象があるのではないでしょうか。
ベトナム投資できるETFの比較
では、国全体の傾向を何となくつかんだうえで「ETF」を比較してみます。と、国内で購入できるベトナムETFは実は「3つ」しかありません。
ちなみに、SBI証券では唯一「ベトナム個別株式」を購入することができます。
ではこの3つのETFを色々と比較していきたいと思います。
各種のデータを比較してみると、購入できる市場が全部異なることが分かります。それぞれ、香港ドル、シンガポールドル、米ドルで購入できます。
総資産総額はそれぞれが70億~500億円となりますので、どこを買っても及第点な所ではないでしょうか。
一方で「経費率」を見てみると、「VNM」が頭一つ抜けて安いことが分かります。
そしてETFを選択する上でもっとも大事な項目でもある「出来高(いわゆる流動性)」ですが、「3087⇒出来高3,220」「VNM⇒296,176」「DFVT⇒5,200」となります。
これらを総合すると、「VNM」以外の購入選択肢は正直消えるのかなと思ってしまいます。(個別米柄を推奨するわけではありません)
結論、投資はほかの国でも良いのでは?
ここまで、ベトナムについてまとめてきましたが、今あえてベトナムを選択する必要はないのではないかな?と感じるのが正直なところです。
もちろん、私の勉強が足らない部分も多くあるとは思いますが、これから人口ボーナスに入る・入って間もない先にお金を置いておく方がより成功確率が高まるのではないのではないでしょうか。
今の所、世界は米国と中国とインドに主に目が向いていますので。(ここにおそらくバングラデシュやアフリカ勢が入ってくる可能性も大いにあります)
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