マイホームを人質に老後資金を獲得
老後、サラリーマンを勤め上げ、いざ第2の人生へ。
そんな時にお金がない、そういった事態に対し、
金融機関やハウスメーカーなどが提供しているサービスが、
リバースモーゲージとリースバックです。
しかしながら、これは個人的にエグイ。理由は・・・・
理由の前に一度リバースモーゲージとリースバックとは何かを
ご紹介させて頂きます。
リバースモーゲージ
①自宅を売却することなく融資が受けられる
②生活資金以外に利用できる
③審査が比較的緩やか
といった特徴を持ちます。
メリットはリバースモーゲージをやっているサイトに
たくさん載っているので、ここからはあえて、
デメリットについてご紹介したいと思ます。
まどろっこしい方は動画をどうぞ。
いやあ、個人的にはとてもエグイ老後資金調達方法だと思います。
逆に、なぜこの2つの仕組みがあり、銀行やハウスメーカーなどが
やるのか、それは当然利益になるからです。
リバースモーゲージの場合は、
自宅を担保(人質)に融資を受けるわけなんですが、
銀行などによってはその物件の評価価格の50%を融資する
というところもあります。
これを聞いて僕は驚愕しました。
だって、例えば、1000万の土地評価がついているのに
(建物は木造なら22年で価値はゼロ)
融資額は500万円で、金利は2~3%と高金利、
そして自分が死んで配偶者もいなくなれば、
その土地付き建物はまんま銀行のものになるんです。
つまり銀行は最初から500万円得した状態で、
2~3%の金利収入を得て、いざ誰も済まなくなれば、
1000万の土地を手にするということになります。
別に批判をしたいわけでなく、それでも生活資金の融資が
必要な方もいるので、そういった救済策は必要だと思います。
でも、自分の子孫に資産を残すことができず、
銀行に差し出すのは、僕はしたくないですね。
リースバック
リースバックは、最初から所有権自体を差し出して、
売却したのち、家賃を払って老後を過ごすというものです。
つまり、所有者から借主になると言う事です。
これもこれで、家賃と売却価格次第ですが、
仕組み自体は老後破綻の救済としては良いものだと思います。
デメリットは、やはり売却価格です。
おそらく100%買い叩かれます。そして土地という資産はなくなります。
だからこその資産運用
リバースモーゲージ、リースバックという仕組みのデメリットを
上げさせて頂きましたが、
これらを頼らざるを得ない状況を作らない事が大事かと思います。
今後の日本は、年金の減少と物価の上昇という、
老後に手痛いダブルパンチが待ち構えています。
早め早めに対策をして、
時間を味方につけて資産運用をしなければ
損しかしない将来が来ることが確定してしまいます。
そういう意味では、FP等に相談なさるほうが良いと思います。
ただし、独立系FPの方がいいですよ。より中立意見をくれると思います。
ゆでがえるになるな