以前よりインド投資がアツいというお話を、主にyoutubeにて配信していますが、最近のインド事情はどうなっているのでしょうか。本日はそこについてまとめていきたいと思います。
本日の記事は「インド投資の魅力」をご理解頂いてると、より面白く感じて(私だけ・・・?)頂けると思いますので、是非以下の記事やyoutubeの動画を見てみてください。
こんな記事もあるので宜しければどうぞ。
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もくじ
インドSENSEX過去最高、その理由
インドの日経平均株価と言える「SENSEX」指数が過去最高値をつけています。
インドのリライアンス社など大手企業の業績改善が主だった背景となります。
しかしながら、その中身は「コスト削減」でした。純粋な売り上げ増加ではなく、固定費等の削減です。
その一方で、中堅以下の企業は業績悪化・倒産が続いています。その為、楽観しすぎは出来ない状況となります。とはいえ、中長期的に言えば投資して良いと思いますけどね。
インドの家計状況(第2四半期)は?
国際通貨基金:IMFがこのようなデータを公表しています。
2020年のGDP伸び率と2021年の予想となります。世界がコロナの影響で経済の伸びが「-4.4%」で、2021年の予想が「5.2%」とプラマイ0.8%増える計算ですね。
一方、インドはどうかというと2020年が「‐10.3%」(事項で示しますがインド準備銀行はもう少し楽観視)で、2021年は「8.8%」とプラマイ1.5%減ることになると予想が出ています。
しかし、2020年12月4日の日本経済新聞にはこのような記述があります。
“インド準備銀行(中央銀行)は4日、2020年度(20年4月~21年3月)の実質成長率予想をマイナス7.5%に上方修正した。10月時点の予想はマイナス9.5%だった。農村は収穫が好調で、都市の産業も回復に力強さがみえてきたためと説明した。10~12月期には3四半期ぶりに前年同期比でプラス成長に転じるとの見方も示した。“
インド国内では順調に経済活動が回復しつつあることが伺えます。本記事の最後の方ですが、JETROインド駐在員の方も回復基調であることを述べています。
ではインドの家計状況はどうでしょうか。
ここに示すように、一番上の1Q:4~6月民間最終消費支出は「‐26.7%」が2Q:7~9月は「‐11.3%」まで回復してきています。このまま3Qが良いデータとなればまたSENSEX指数は上昇するかと思います。
就労者半分占める「農家」への新法で大モメ
モディ首相は2022年までに農家の年収を「倍化」すると公約しています。ただこのコロナで遅れはするのかなと思いますし、さらには「倍化」するための政策で現在デモが勃発してしまっています。
なぜなら、農業の「自由取引」を広めようとしているからです。現在は、インドの農協が各農家から「最低取引金額」を守って取引をしています。その中間の農協を介さずに、直接民間のスーパーなどと取引ができるようにすることを推進しています。
農家の皆は「スーパーに買い叩かれる位なら農協に安くても買い取ってほしい」という想いがあるので反発が起きます。頑張れ、モディさん!
これが実現して、農家の年収が「倍」になると大変なことになります。インドの就労人口の半分は「農家」です。その数なんと2億4350万人!日本総人口の倍の農家がいるんですね。この方々の年収を倍にするんです。
そうなれば、農家の消費が進み、それによりインド企業が儲かり、その利益の行き先は株主株価に反映されます。つまりインドにお金を置いている方が利益を享受できるわけです。
農業✖ ITのアグリテックのスタートアップ
では、インド農家のITが進もうとしている、というお話しをします。インド農家の収穫量がより高効率に低コストになる可能性を秘めています。アグリカルチャー✖テックでアグリテック。その注目されているのが以下の企業です。
企業名 | サービスの種類 |
スターアグリバザールテクノロジー | 農業版BtoBメルカリ |
63アイデアズインフォラボズ | 農業版BtoBメルカリ |
インテロラボズ | 傷モノ野菜仕分け自動化システム |
ウォルクステクノロジー | 水やり頻度IT化 |
ユーリンクアグリテック | 農業専門家助言サービス |
EM3アグリサービシズ | 農業機械時間貸し |
水やり頻度IT化ですが想像しにくいので簡単解説をします。
水やり頻度を、「天候」「土壌水分」をデータ化し、的確なタイミングと水量をシステムが計算し教えてくれるものです。これにより水道代が60%減ったという実績があるそうです。
こういった技術により、高効率+低コスト化の農産物が2億4000万人の農家の手によって生み出されるわけです。
あとは輸送中の野菜が腐らないような冷蔵運搬インフラが整えば完璧なんですけどね。「コールドチェーン」という枠組みで色んな企業が参画しようとしています。
JETRO(日本貿易振興機構)はどう見てる?
インドの経済を「IMF」「インド準備銀行」がそれぞれの見解を示しているかと思いますが、JETROはどういう見方をしているかを最後にまとめます。
ちなみにJETROは「海外ビジネス情報の提供、中堅・中小企業等の海外展開支援、対日投資の促進などに取り組んでいる」組織です。
そこのニューデリー事務所長が言うには、コロナ新規感染者も減りつつあり、欧米や日本の増加をしり目に平常化の道を進んでいる、とコメントしています。飛行機も7~8割方埋まっているとのことでコロナからの復帰の生の声が資料となっていました。
詳しくは、こちら。
インド投資で今日からできる事
◦ インドの5~10年に期待を持つなら投資検討
◦ 投資するなら投資信託かETFを選択
◦ youtubeで各商品検討しているので検討材料にしてみてください!
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