[話題のインド]GAFAも投資しまくるその理由

 

最近少しずつインドが注目を浴びつつありますね。改めてGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)もインドを重要拠点としているわけですが、その理由や投資する魅力についてまとめます。

インドのSENSEX指数です。日本でいう日経平均株価ですね。ものすごい上がり方をしているわけですが、これからもっと上がっていくことでしょう。

 

 

もくじ

 

GAFAはそもそもいくら投資している?

ネットユーザの伸びしろが物凄い

インドのポテンシャル

シンガポールと米国が一番の出資者

 

 

 

 

 

GAFAはそもそもいくら投資している?

Google CEOのサンダー・ピチャイ氏の出身国がインドというのは周知の事実かと思います。その彼が「Google for India 2020」で「Digitization Fund(デジタル化ファンド)」を創設をしました。

 

これは安価で簡単な情報へのアクセスを目的としていたり、インド固有のニーズに関連する新製品とサービスの構築、デジタル化する企業の支援、医療、教育、農業などの分野でのテクノロジーとAIの社会的利益のための活用を推進するためのファンドです。

 

インドはまだまだ年収が低いです。iPhoneは超高級品で買える人はごくわずか。一方で、安価なスマホであるAndroidは一定のニーズがあるわけです。

 

 

ちなみに、このファンドを通じて100億ドル(約1兆円)の投資を今後5~7年にわたって行うと言う事です。話のスケールが大きすぎてもはやよくわからない笑

その他、リライアンス・ジオという通信事業を行っている企業に対し、Googleは45億ドル(4800億円)、Facebookは57億ドル(6200億円)、クアルコム1億ドル(110億円)、その他各社ファンドで45億ドル(4800億円)のお金がつぎ込まれています。

 

これだけで、なんと約1兆6000億円分です(!!)

 

こうしてみると、プラットフォーマーがいかに高収益モデルなのかが分かりますね。GoogleもFacebookもその収益構造は広告費がほぼ全てですからね。投資資金が潤沢にありまくるんでしょう。

日本貿易振興機構(JETRO)からの引用ですが、やはりアジア圏のなかでもインドというのは突出して投資金額が多いことが分かります。

 

インドに次いでタイ、インドネシア、マレーシアなんですね。面白いのは日本は投資金額は米国の10分の1というところですね。もっとすればよいのに。勝手な予想ですが、スズキとかが多く投資しているんでしょうか。

 

 

 

 

ネットユーザの伸びしろが物凄い

では、なぜこれほどインドに資金が投下されるのか、です。資金投下している企業がどこなのか?を見るとGoogleやFacebookと、プラットフォーマーですよね。つまりインターネットユーザーが増える=彼らの収益に直結するわけです。

 

インドの人口は2019年時点で13.66億人(日本の10倍以上)です。この人口数は中長期で見ると、まず間違いなく世界1位となります。(最近の新聞記事を読むと、人口増加が経済成長の足かせになると言う事で、2人っ子政策[筆者が勝手に命名してます]を進めようとしているようです)

 

 

人口に対するインターネット普及率は「54.2%」(2021年3月末:出典:Surfing and Site Guide Internet World Stats)です。余談ですが日本は94.5%です。

 

 

つまり、現在7億4000万人がネットにアクセスしており、まだ伸びしろが6億2000万人いるわけなのです。言い換えれば、あと日本6個分の伸びしろです。すさまじいですよね。

 

 

そして、インターネットの普及によりビジネスの生産性が爆上がりする為、インドの企業がうるおい、株価が跳ね上がり、インドの方の年収が上がり、消費が加速し、さらに色んな企業が儲かり株が上昇する、という好循環に向かうと考えられます。

インドの凄まじい成長

 

 

インドのポテンシャル

そして、インドは人口に占める若い人たちの割合が高いです。年齢の中央値をとってみるとなんと「28歳」です。中央値で28歳ですよ?驚きです。

 

そして、インターネットの普及がどんどん進み、中間層と呼ばれる消費の中核を担う層がどんどん厚くなります。最新のデータ(経済産業省:2021年3月医療国際展開カントリーレポートより)では、インドの所得中間層(年収55~385万)が50.2%、つまり「6億8000万人」となりました。

 

 

ただ良い事ばかりではなく、2020年からのCOVID19で、この中間層の方々が3400万人減ったとデータが出ています。加えて、インドの従来から持つ大きな課題として「失業率が高い」というものがあります。

 

 

この大きな課題がいかに解決されるかもインド躍進の重要ファクターと言えますよね。

 

 

 

シンガポールと米国が一番の出資者

では最後にどの国がインドに最もお金をつぎ込んでいるかということです。データ元はJETROですが、なんと、米国かと思いきやシンガポールなんですね。どれだけお金持っているんでしょうか。

 

各年で見てこれだけの差があるので、累計で見たらとんでもない数値になるのは明白ですね。これを見ると、シンガポールは法人税が17%と各国に比べ安い為、お金持ち企業が移籍してきて、そのお金持ち企業がインドに投資している、という構図なのでしょうか。

 

こうしてみると、シンガポール株も気になっちゃいますね。(ちなみに日本の証券会社でシンガポール株は購入できます)

 

 

 

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