松井証券から600名にアンケートを取って集計したデータが出ていたので紹介していこうと思います。
自分の家計が、浪費家・一般・貯蓄家、いずれかなのか分かるような内容でした。
もくじ
◦ きょうできること
年収に対する貯蓄割合(中央値集計)
(松井証券調べ)
このデータの集計方法は、実測値ではなくて印象値です。要は「浪費家の貯蓄割合はこのくらいじゃない?」、「貯蓄家はこのくらいの割合を貯蓄しているでしょう」という、各々の印象を600人分集めて、その中央値を取ったものです。
浪費家は年収に対して10%の貯蓄率、貯蓄家は30%の貯蓄率という結果でした。これだとわかりにくいのでシミュレーションしてみます。
【世帯年収800万円(手取620万)のケース】
〇 浪費家:貯蓄80万→貯蓄率は手取りの13%
〇 貯蓄家:貯蓄240万→貯蓄率は手取りの39%
手取りで考えると、浪費家は手取りの13%で貯蓄家は手取り39%を残すことができていると言う事になります。
個人的な印象では、浪費家って貯蓄ないんじゃない?と思っちゃったりしています。貯蓄家は手取りの約40%を残し、手取りの60%で生活しているとなると結構頑張っているな、と思います。
自分に置き換えたとしたらいかがでしょうか。
各年代の理想貯蓄額と現実貯蓄額の差がすごい
(松井証券調べ)
こんな切り口もあります。理想と現実のギャップが「年を重ねるほど大きい」というものです。
30代の場合、理想額「1000万」に対し、現実額「300万円」です。これも平均値ではなく、現実に即した中央値です。
一方で、退職金なども出ているであろう60代では現実額「1500万」に対し理想額が「3000万」となっています。なかなか厳しい現実があるなと思わざるを得ません。
みんなは「何のために」貯蓄している?
(松井証券調べ)
若い世代は「学費」、「学費」の必要がなくってくる50代は「夫婦の為」が多くなっています。当然と言えば当然かもしれません。
他に、学費・老後資金だけでなく「親の介護費用」についても項目が出ているのは注目すべきところです。親と離れて暮らす人が多い中で、意外とこの「介護費用」は忘れがちですが、高齢化をたどる日本では忘れてはいけない項目かもしれません。
(松井証券調べ)
老後資金がいくら必要か3人に1人は「分からない」
(松井証券調べ)
金融庁の出した統計で老後2000万円問題があったかと思いますが、600人のアンケート結果でも必要資金として「2000万円」というのが出てきています。
実際は、金融庁データの「住居費」の項目が1.7万円と現実とはちょっと違ったり、将来の物価上昇は計算に入っていなかったり、を考慮すると「2000万円」では実は足らなかったりします・・・
以前youtubeで配信していますが、3000万円位は必要です。
熟年夫婦の「若いうちからやっておけばよかったこと
(松井証券調べ)
これは個人的に記事を作っていて一番「グサッ」ときた項目です。1位の項目よりも、4人に1人が「定期的な運動」、5人に1人が「親孝行」を挙げているところです。
老後資金や学費などももちろん大事なのですが、熟年夫婦が後悔していることに「親孝行しておけばよかった・・・」と思っていることにはっと気づかされました。
自分達の心配も大事ですが、自分を育ててくれた親にも目を向けることを忘れちゃいけないな、と思ったので最後に書かせて頂きました。
今日できる事
〇 家計簿アプリ登録
〇 貯蓄家に近づくかトライ
〇 親の事を思い出す
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