FIRE(Financial Independent Retire Early)という事が日本でもかなり浸透してきたのではないでしょうか。今回は、FIREを実現すると考えた時の具体案を「週3日ちょこっと働いて」実現するというテーマで記事にしたと思います。
もくじ
トリニティ大学調べで毎年4%崩せば元本減らない
この理論は1998年と23年も前に公表されている内容となります。退職者を対象に、30年後の資産残高を見たものですが、「株式50%・債券50%」の比率で保有し、毎年4%ずつ切り崩していた場合、「資産は95%の確率で減らない」という研究結果です。
自分の保有資産の4%=毎年の生活費の合計、であれば実質的に労働収入を当てにしなくても生活が成り立つ、というわけです。
月生活費35万円だとFIREまでどの位?
では実際、毎月の生活費が35万円=年間生活費420万円の場合で考えてみたいと思います。
年間420万円を資産の4%でまかなうので、420万円÷4%=1億500万円となります。
但し、株式や債券を売却したり、配当金利収入を得る場合20%の税金が引かれます。ですので420万円の手取りを得るには420万円×1.25=525万円が必要です。(525万円から20%引いてみてください、420万円になります)
その為、計算のし直しです。結論525万円÷4%=1億3125万円が必要試算額となります。
言い換えれば、運用しながら月35万円を切り崩すというのを、この論文の通りにすると資産1億3125万円(株式6563万、債券6563万円)が必要となります。
週3日労働位に留めれば、もっと早期に実現できる
1.3億はちょっと・・・なるので、「週3日くらい夫婦でちょろっと働くプチFIRE」はどうでしょうか。
夫婦で日給当り8300円を週3日、とすると各々手取り100万円、世帯では手取り200万円を稼ぐことができます。
そうなれば、生活費月35万円=年間420万円ー200万円=220万円を資産から捻出できればプチFIRE出来そうです。
では計算してみましょう。220万円×1.25(税金分)÷4%=6875万円となります。この資産が作れれば、毎年4%切り崩して就職せずとも生活が成り立ちます。
これで1.3億から半分になりました。もちろんもう少し世帯の手取り収入が増えれば、さらに少額で年間4%切り崩しスタイルのプチFIREが実現できます。
ただ、ゼロベースから6000万円以上の資産を作ろうとするとそれなりの努力が必要です。月10万円を年利5%運用し続けて25年かかりますので。
なんにせよ必須な行動3選
〇早期資産形成できる、稼ぐ力と倹約力
〇生活費のコンパクト化
〇今の勤め先以外の副収入
これらが、単一もしくは複数、または全部が必要です。
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